2006年台湾食紀行
10期/後藤正彰
・日 程 : 2006/6/29〜7/2(3泊4日)
・旅行者 : 正彰(55歳), 郷子(50歳), 麻里子(20歳)
(1)旅の目的
今回の台湾旅行は私が台湾から2003年12月に帰国後、必ず実施しようと決めていた旅だったが、名古屋在任中はなかなかその機会がなく延び延びになっていた。今回、麻里子も同行ということで費用もかなりかかるがめったにない機会なので思い切って実行することにした。5月の初旬から計画を始め、末にはいろいろ予約をして準備をはじめた。今回の目的は台北周辺とショッピング、台湾(中国)料理を満喫すること。私は台湾の友人と会うことや以前住んでいた新竹への思い出旅行という意味合いもあった。旅行の結果は、いろいろトラブルもあり、思い描いていた内容とは若干違ってしまったこともあったが、まず楽しいものであったと言える。
(2)旅行準備
6月17日(土)JTB磐田で切符を購入
(JR 豊田町駅⇔豊橋駅,名鉄 豊橋駅⇔中部国際空港)クーポン、地図、電話番号、など用意
(3)旅行記
<6月29日>
5:00起床。 息子の晃に送ってもらい豊田町駅5:58発(JR)浜松駅へ。
1分の乗換えで特別快速で豊橋駅へ。 14分の乗換えで快速特急で神宮前へ。
神宮前で11分の乗り換えで特急にて中部国際空港着8:15。
あわただしく出国審査をすませ待合ロビーへ。 10:00発EG283にて台湾へ。
機内でのビール&ワインで少々酔い気味。
11:55CKSに無事到着。到着出迎えロビーの台灣銀行で換金をして、いざ外へ・・・暑い!!
眼鏡が曇る。國光號で台北へ行くため國光案内でユエンサンと言ったのに松山空港往き切符(125元/人)を渡される。気がつかず乗り込もうとして運ちゃんに止められる。案内のオバちゃんが換えてくれてやっと正しいバスへ。高速重慶北路を降り酒泉街を経て承徳路MRT圓山站で下車。暑い中、20分位歩いてホテル欧華酒店(リビエラホテル)へ行く。林森北路と民族東路の交差点。外観古し。619号室。
風景のきれいな部屋をお願いって言い、OKと言ったのに窓のカーテンを開けたら、林森北路を隔てて火事にでもあったのか焼けたビルの部屋が目の前に・・・・このため私の中でこのホテルのランクが1段down。
どうせ寝に帰るだけだしって思い、まあ、いいやってあきらめ・・ いざ外へ。
まだ日が上がっていて暑い中を歩いて孔子廟へ。
見つけました孔子廟のある角でミザル、イワザル、キカザル、トラザル・・かな? って。
孔子廟はあまり人もいなくて静かでした。何重もの門を通って本殿へ。ほんの数人がお参りしているだけで、道路の騒音も聞こえず閑静な廟です。
孔子廟を出てすぐ近くの保安宮へ行きました。保安宮は健康を祈るところのようです。多くの人がお祈りをしていました。10箇所に線香をあげてお祈りするようです。勝手にお線香をとってお参りしている麻里子とカミさんです。(いいのかなぁ)
また、見ていたら自分で割木を投げてその形で占っている参拝者もいました。みんなかなり真剣です。
保安宮のあとMRTに乗って龍山寺へ。
龍山寺站を降り外に出たらきれいな公園になっていました。
ここは龍山寺前、以前は怪しい屋台が立ち並んでいたところです。
龍山寺は以前行ったときには修復中でしたがいまはキレイになっていましたね。
ちょうど講があり多くの人が集まって経典を手に持って御経をあげていました。
日本の御詠歌のような感じでしょうか。龍山寺を出て廣州街を西へチョット行ったところに台南豊原夜市の名物・排骨麺の店に入り一杯だけ買って3人で食べました。
豊原排骨麺と言うお店です。 一杯の かけそば って感じか・・・
今回はいろんなものを食べたいからって少しずつ分け合って味わってと言うことに・・・
そのあと華西街観光夜市を歩き、戻って廣州街の龍都氷店でまたまた八賓氷一杯を三人で。
花生や紅豆などなど8種類の具が入って美味しかったね。特に花生がよかった。
次は西門町で鴉片粉圓これも一杯だけ。
私は食しなかったのですがこの珍珠氷はさつまいもの香りがして美味しいです。
さらに阿宗麺線で鰹節味の大腸麺線を立ち食いで一杯。
熱くてフーフーしながら3人で。大を頼んだのでなかなか減らずに・・でもニンニクと唐辛子が効いていて、美味しい。香菜が入っているけど全く気になりません。
タクシーで迪化街近くの環河南北高速道路の王瑞珍茶業有限公司へ行き王さんにいろいろお茶を入れていただいてチョット値の張るお茶を買いました。
そのあと、ブラブラ歩きながら迪化街の百勝堂蔘茸藥行で茶梅と乾芒果。
益興蔘藥行で花茶と球茶(錦上添花)も買い、近くのお店で乾蝦を買い、さらに重慶北路を北に歩き涼州街近くの林華夜泰茶行で高山茶をたくさん買って、タクシーで晴光市場へ。
晴光鍋貼でやっと焼餃子とビールとで一息。
焼餃子小振りですが焼面がぱりっとしていてなかなか美味しいです。
それから晴光市場近くの福利麺包へ行きパイナップルケーキなどなど買ってまたまた歩いてホテルへ向かうことに。
ホテルの近くの便利店で木瓜牛?を買って飲みながら、あるいてホテルへ・・・・ハー 疲れた・・
<6月30日(金)>
翌日は7時に起床し、口コミで評判がいいホテルの朝食へ。
デニッシュみたいなパンが美味しかったです。
巻寿司やお粥、中華、洋食それぞれいいんじゃないでしょうか。でもやっぱりパンかな結構いいです。
いままで泊まったホテルでは朝食はいい方の部類に入るんじゃないでしょうか。
最高は高雄の漢来、台南の大偉でしょう。
ここは台北老爺、ランティスなどとほぼ同レベルかな。
朝食のあと、圓山站からMRTで木柵へ行き、バスで深杭へガジュマルの木の下にある串焼臭豆腐創始店の屋台へ。 その店でTVの取材をやっていましたね。やっぱり有名なんでしょうね。
串焼臭豆腐食べました。 あんまり臭くなく美味しかった〜 。
暑さにチョットへたばりながらタクシーで指南宮へ
ここは台湾の廟の先生的なところらしいです。タクシー降りてからお店が並んでいる中をチョット登っていき、宮の前に・・・半円状になっている石段があって・・チョットおもしろいですよ。
次に猫空へ。
指南宮で乗ったタクシー、運ちゃん 行き先判る・大丈夫って言ったのに道間違えて、逆方向へ、途中で道尋ねてやっと間違いに気づいたようで元に、戻って本当なら100元くらいで行くところを250元。コノーッ
猫空の茶芸館の中でも老舗の清泉茶藝本店でガラスが入っていない窓のそばのテーブルで鉄観音茶を入れながら茶葉料理を食べました。
茶葉炒飯、茶煎蛋、茶葉と山蘇菜の炒め物茶で煮た鶏スープ・・量多いです。3人では無理でした。
すみません・・残してしまいました。
猫空からバスの小10に乗って(チョット小さめのバスです)。
MRT萬芳社區站まで行きMRTで市政府站まで行き、世界最高層ビル101まで歩いていきました。
久しぶりに市庁の横を通って101の中へ入り、すぐに5Fのエレベータから展望フロアーへ。
エレベータは早くて静かです。508mの展望は新光三越高楼より更に壮観です。
ここから私だけ家族と離れタクシーで一旦ホテルへ戻りシャワーを浴びてからタクシーで新竹へ。2,100NT$
運転手がチョットだけ日本語を勉強したとかでいろいろ話しながら、あっという間にと言いたいところでしたが、いつものように楊梅まで渋滞でのろのろ。
すごく時間がかかり、新竹についてからも新しい事務所を見つけるのに時間がかかってしまいました。
やっとたどり着いた事務所で阿部氏や李君、劉さんと久しぶりの再会。好久不見了。
チョット遅れて新陶芳菜館へ、oniさんやyukaさんなどと好久不見了。持参した花の舞美味しかった。
2次会はお決まりの南瓜2Fで少し飲みすぎました、ハイ。
帰りは劉さんが呼んでくれたタクシーで台北へ。うたたねしていたらいつの間にか民権東路を走っていました。
あれっ違うやんか〜。あわてて、ここやここやと指図してやっとホテルへ。
ベッドへ行ってバタンキューでした。
<7月1日(土)>
チョットゆっくり起きて國光バスで基隆へ。
そこからまたバスに乗り換え金瓜石へ。
昨日の新竹行きタクシーの運転手が最近、鉱山跡が整備されて観光地化され、きれいだよって聞いたので急遽野柳行きをやめ行くことにしました。
基隆は久しぶりです。金瓜石行きのバスは九分を通りその先が終点金瓜石でした。
終点に黄金博物園區があり、それが鉱山跡博物館です。
旧宿舎や採掘現場洞窟跡、当時使用していたもの、金製美術品、などなど観光用にきちんと整備されていました。風景もよかったですね。
時間がなく、海が見える展望台まで行くことは断念したので、そこへ行けば太平洋が見えもっと景色がいいのではないかと思います。
帰りは直接台北へ戻るバスに乗り忠孝復興MRT站へ。
帰りのバスを待っていたとき、バスが出発時刻になってもナカナカ来なくて、やっと来たと思ったら何人も待っていたのに、知らんふりして行ってしまいました。
バスが満員だったのではって・・いえいえ、ほとんど空の状態でしたんですよ。
同じように待っていた客達からもアレーッて声が上がっていました。
遅れたので急いでいたのか知らないけど、いいかげんさはまだしっかり残っているんですね〜。
チョット時間がかかりましたがのんびりバス(結構粗い運転だけど)の旅で台北へ。
忠孝復興MRT站に着いて、MRTで双連站まで行き、歩いて中山北路と民生東路交差点近くの兄弟印鑑で娘の印鑑(今人気があるという猫目石の)を今日中に届けるということで頼みました。
球茶を長春路(中山北路に近いところの)の嶢陽茶行(新竹の國寶大飯店の9Fにもあるみたいですよ)で10缶ほど買い、林森北路へ出て、林森北路と南京東路交差点をチョット南に行った右側の李製餅家で鳳梨酥や蛋黄餅などを買ってからホテルへ戻りました。
汗だくだくだったのでホテルでシャワーを浴び、さっぱりしたところでタクシーで龍都酒楼へ。
前々日に電話で予約をしてあったんですが、早く着きすぎて店はまだ空いていませんでした。
前で少し待っていると店員が開けてくれましたので早速入ってしまいました。
私たちが最初の客でした。席に案内されて座っているとお茶を聞きに来たので烏龍茶を頼み待っていると、始まりました。接客係小姐達のたちのミーティングが・・・。客席の間でです・・・。
ハァー日本では考えられないけどね。
ここの名物料理という広東風ダックやフカヒレなどいろいろ頼んだら最初小さな角テーブルだと思っていたテーブルを四隅を上げて広げ丸テーブルに早変わり。えらい見くびられていたもんです。
広東風ダックは肉厚が売り物のようで、他で食べた北京ダックに比べて確かに肉厚でしたね。
ただ皮はパリパリのところもあればチョット柔らかなところもあったり・・・。
でもまあまあ美味しいかなってところです。あとは写真のような、炒米粉、豆腐料理、蝦、牛肉、餃子、等々を注文し、美味しくいただきました。ビールを飲んだ後、陳年紹興酒を一本空けてしまいました。瓶単位売りなんですよね。フカヒレは店の中で一番高い(大きい)ものを注文したんですけど・・・味はいいけど・・チョット固めの・・・・まあこんなもんかな・・。
豆腐は薄味で家族には人気がありませんでした。今日は朝からいろいろなものをたらふく食べていたので、ビールと紹興酒でもうお腹が一杯でしたので、炒米粉を頼んだときにはもう食べられないよって非難が・・・・。
私が一所懸命食べたのです。
皆お腹一杯で満足満足ということになり、私は酔っ払ってしまいふらふらしながら台北アイへ(台北戯棚)。
inetで予約してあったんですよね。でも多分予約が無くても大丈夫だったかなと思います。
中山北路と錦州街の角。
もっぱら来訪者のための伝統芸術パフォーマンスです。京劇、楽器演奏、歌など。若手の劇団員達的と思います。日本人も多く働いています。
今回の出し物は二胡などの演奏曲(夜深沈)、京劇風の(小放牛)、(八仙過海)
ロビーでは演員のメイキングを見られ、寸劇もやっています。写真を演員と一緒に撮ったりなかなか楽しいですよ。ロビーではお土産物を売っています。 孫悟空を買いました。 客先は日本人も含め外国人ばかりのようでした。舞台の左側のスクリーンに英語で、右側に日本語と中国語で解説やセリフが表示されていて演目の内容もわかります。
最後の演技は結構アクロバティックなもので迫力もありました。
終了後、俳優達がロビーに出てきて記念撮影。とても気安く写真を撮ってくれます。
思いもかけず、楽しい観劇でした。その後は晴光市場をふらふら歩きならホテルへ帰りました。
<7月2日(日)>
今日はもう帰国の日、ホテルを出てタクシーで台北駅へ。
ホテルでタクシーをベルおっちゃんに頼んで呼んでもらったんですけどね。
おっちゃんにどこへ行くんだって聞かれて台北車站って答えて、わかったと黄色タクシーを呼んでくれ運ちゃんに行き先を言ってくれてたんですけど・・・。
乗り込んで出発。最初は台北駅へ向かっていたんですけど、アレアレッ段々違う方向へ・・・。
カミさんがあわてて違う違う台北駅へ言ってと叫んでやっと運ちゃんわかったようでして・(笑)
台北駅へ着いてから荷物を駅のロッカーへ預けて買い物へ。
新光三菱摩天楼裏のCDショップへ行き、CDを探してなど莫札特、女子十二楽坊などを買いました。
親父が書をするので、奮発して6,000NT$と2,200 NT$の筆を買っちゃいました。
でもいままでのお土産のなかで一番喜んでくれました。
台湾ではマンドリンのサークルについてはInetではヒットしたことがありませんでした。
でも奇美実業の許会長がマンドリンが好きでグループ会社の中でサークルをつくり日本からプロマンドリニストの川口雅行先生を呼んで指導させているとのことです。
台北駅地下街市民大道の地下街を歩いてカミさんと娘は手工布包の店?臻(ウェイゼン)で小物を買っていました。道々、広場で大勢占いをやっているのに出くわしました。
いよいよお昼過ぎて、そろそろお昼食べて空港行きのバスに乗らないと思い台北駅南の新光三越摩天楼の12楼にある新葡苑へ行き中華料理を食べました。ジャスミンティーを頼み、いくつか料理を点菜。カミさんが美味しい東坡肉を食べたいといっていたので早速注文。これは饅頭に包んで食べるものですが、ものすごく柔らかくとろけるような美味しさでした。大根餅は私はあまり好きではありません。いままでどこで食べても美味しいと思ったことはなかったんですがここのは初めて美味しいと思いました。文句無く美味しかった一品です。柔らかくも無く硬くも無く程よい歯ごたえと舌触りでした。
蟹粉豆腐は蟹身を使って豆腐を煮込んだもの。風味は最高。とろみの汁がたまりません。
最後に美味しい物をシッカリ食べて、良かったとしみじみ思いました。
帰りは國光バスで一路中正国際空港へ。
帰国便の出発が17:15の予定だったので、15:40頃空港へ着いてチェックインを済まし、土産店をうろうろ。
私の今回の旅行の目的の一つが残念ながら達成していませんでした。
それは何か?って・・・マンゴーカキ氷!!
台湾来る前は絶対たくさん食べようと思ってきたのに、空港までひと口も食べてなかったんですよね。
もうあきらめていたら、カミさんが出国審査前の果物やでマンゴーを買って店員に切ってって頼んでいるではないですか。その店員親切にも切ってトレーに入れてくれてフォークも。
感激して口にほうりこむと、マンゴーの香りが一杯に広がって美味しかった〜〜!!
出国審査を受け、出発ロビーへ行ってみると、飛行機の到着が遅れたので、35分出発が遅れるとのアナウンス。こりゃ、えらいこっちゃ。帰りの電車間に合うんだろうかと心配しながら、飛行機へ乗り込む。
ここまで、暑かったので私の格好は半ズボンとTシャツ、サンダル。背中にリュック。両手にショルダーポーチに土産物が詰まったバッグ。そのまま飛行機に乗り込みました。
到着はやっぱり25分ほど遅れて、何とかセントレアの最終電車には乗れたんだけど自宅まですんなり帰れるはずのJR電車が無くなり、やむをえず豊橋駅で夜行列車ムーンライトながら待ちの羽目に。豊橋駅ではやっぱり乗り遅れたような若い中国人(台湾人か?)2人が夜を明かすようでして・・。
なんとか切符が買えてたった1駅だけど特急へ乗り込み、やっとこさ帰宅できました。
帰着am2:00。もうへとへと。お風呂へ入ってバタンキュー。
今回の台湾旅行はトラブルも無いわけではなかったけど、本当に良かった旅でした。カミさんなどもうまたすぐ行きたいッテ言って旅費の算段しています(笑)また来年には計画する予定です。
今度はもっとのんびりと蘇澳や阿里山など北東部と中部あたりへ言ってみたいと思っています。
おわり
[原稿受付:2006/07/22]
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