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| −−− アヒルの由来 −−− アヒルという動物は百獣の王というわけではなく、又、優雅な女王さまでもありません。むしろどちらかといえば弱肉強食の世界ではいつも肉にされる動物なのかも知れません。しかし、この動物を憎むことの出きる人は、一体幾人いるでしょう。私達のマンドリンクラブは、全能の神でもなければ、高嶺に咲く百合の花といった雰囲気でもありません。そこに集いあう私たちの仲間は若さにあふれた下町の住民です。そんな私たちの手で生まれたこの文集には、やはり下町の住民の臭いが感じられるではありませんか。 ユーモラスな印象、可愛らしく、にくむことのできないアヒルのような印象です。 マンドリンは、初めて世にあらわれた時、その奇妙な格好のため “みにくいあひる” のような笑い者的な存在だったと言われています。しかしその美しく、愛らしい音色は万人の心を捕え、やがては単なる外形を問題にすることなく、世界のすみずみまでに普及し、民族を越え国境を越えて愛されていきました。本当に美しいものを愛することのできる心、みにくいあひるの子の中にも美しさを見つけることのできる様な人間になりたいものです。 名付親は竹内徹先輩 ［ 出典：「あひる」 第５号 ］ |
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